あなたは設計ときいて、どのような仕事を思い浮かべるでしょうか? CADを使って図面を描いている場面でしょうか? それとも電気回路を描いてみて回路シミュレーションをしているところでしょうか。

実は、単に一言で「設計」といっても、実態のあるモノを設計する仕事や、プログラム言語でソフトウエアを設計する仕事、工事という労務と設備を設計する仕事があります。

電気系の設計の仕事をしてみたいと思っても、まず自分がどのような設計をしたいのか、何が得意なのかを把握しておかないと、転職したあとに後悔することになります。

電気系の設計は、物を作り上げる喜びに満ちたやりがいのある仕事です。転職後に後悔しないように、十分な検討が必要です。

ここでは、電気系の「設計」の種類とその説明、必要な資格、求人例と年収例ついて、順を追って解説します。

もくじ

一言で電気設計とはいっても、いくつかの種類があるので注意

まず、電気系の設計といっても、大きく3つの種類に分けることができます。求人を探すときには、あなたがどの分野に興味があり、どのような強みがあるのかを把握しておく必要があります。

その3つの種類とは、以下の「設備設計」「制御設計」「工事設計」です。

これらは、各個の仕事が分業されている大企業は、比較的明確に分かれていることが多いです。ただ、この名称については、明確に定義されているものではありません。

しかし、中小企業などでは、「設備設計」といっても、ソフトウエアの部分も入っていることや、工事据え付けまで入っていることもあります。これは、求人票の仕事内容や、その会社のホームページの記載をよく読んで判断する必要があります。

また転職サイトを使っているなら、応募の段階で転職エージェントを介して詳細を訊くのも良い手段です。さらに、面接のときに具体的な仕事内容を聞いても良いです。

つまり、単語(設備設計、制御設計、工事設計など)で判断するのではなく、ここで解説する仕事の内容を判断基準にすると良いです。そうすることによって、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

設備設計はハードウエアを設計する

1つ目の、「設備設計」はハードウエアを設計する仕事です。「機器設計」「電気回路設計」「盤設計」などとも呼ばれます

設備設計は、いわゆるモノだけではなくて、変電所や配電所などの大きなものも含まれます。

設計の成果物をもって、製作、施工し、結果が形として残るので、イメージしやすい仕事といえます。

下の写真は、ある電源盤の中を写したものです。このような、電源盤や分電盤などを製作するために、継電器の仕様、トランスの容量、電線(幹線・導線)の太さなどを検討し、仕様を決めていきます。

設備設計の仕事を進めるには、下の図のように「仕様打合せ」「仕様検討・決定」「図面作成」「製作」の順に進めます。この区切りとなるところでは、社内や客先との承認プロセスがあることもあります。

また、それぞれの仕事は個別に仕事に出されることもあります。例えば、「仕様打合せ」「仕様検討・決定」はA社、「図面作成」「製作」はB社というように分業します。

私が以前勤めていた鉄道会社では、電気設備設計部門がありました。ここでは、「仕様打合せ」「仕様検討・決定」までは積極的に関与します。しかし、「図面作成」「製作」になると、ほぼメーカーに発注していました。

機器ではなく変電所の更新工事などでは、ある程度社内で図面を作成することもあるものの、一から図面を描くということはまずありませんでした。

このように、発注(ユーザー)側は上流工程(「仕様打合せ」「仕様検討・決定」)を、受注(メーカー)側が下流工程(「図面作成」「製作」)を担当することが多いです。

制御設計はソフトウエアを設計する

2つ目の制御設計は、ソフトウエアを扱う分野です。設備設計のように、出来上がった結果が形として残らないのでイメージはしにくいかもしれません。

また、一般に「計装設計」は制御設計に含まれますが、計測装置の取り付け仕様作成など設備設計のような仕事もあります。ここでは、便宜上「制御設計」はソフトウエアを扱うとして解説します。

ソフトウエアの設計も、設備設計と同じような手順を踏んで進めます。ただし、実態がないソフトウエアを作っていくので、図面作成の代わりに「仕様書作成」が重要になります。

そのソフトウエア設計で最も注意すべきは、ユーザーがソフトウエア設計の実態をイメージしにくいということです。

私は、これまで仕事で変電所等の遠隔監視制御システムや電力プラントの中央監視装置(DCS)の設計・保守などに関わってきました。自分でプログラムを組んで、業務改善をすることもあります。

実経験で散々苦々しい思いをしてきたのは、ソフトウエア設計や製作が、いとも簡単にできると思われていることです。

たとえば、実体のある低圧動力盤(下写真)に表示計器を一つ追加するとき、「工期がかかること」「別途費用が必要なこと」は、ユーザーに理解されやすいです。

しかし、ソフトウエアでは、そうではありません。下図のような画面に、電圧表示を一つ追加するとき、「それぐらいすぐできるだろ」「簡単でしょ」といわれ、工期も費用も必要なことをなかなか理解してくれません。

実はソフトエア設計・製作にも、ハードウエア並みに工期も費用もかかります。むしろ、ソフトウエアの方が実現できる機能がハードウエアに比べて大変多いため、検証や試験工程が多く、工期・費用がさらにかかる場合もあります。

このことが、ソフトウエアに関して最大の苦労といえます。

もちろん、ソフトウエア設計には楽しみもあります。上で少し述べたように、ソフトウエアでは実現できる機能が多いです。

計算機とソフトウエアを用いることによって、製品やサービスの品質制御の即時性、的確性などが飛躍的に上がりました。自分の仕事が、今の日本の産業を支えていくといえます。

そして、設計の上流段階でユーザーの意図を読み取り、的確に提案し仕様に盛り込み製作することによって、追加の仕様変更は結果として減ることが多いです。このように、ユーザーが求めるものを先読みしてソフトウエアを作っていくのも、この仕事の面白さです。

工事設計は、工事を設計し、工事費を積算する

3つ目の、「工事設計」は機器を据え付け、それに付随する電源線や制御線を敷設するなどの工事を設計するものです。また、新設だけでなく、修繕や撤去の工事もあります

このとき、据え付ける機器や配線の仕様・デザインは設備設計で行います。設備設計の仕様のものを、どこに設置するかを検討し図面を描きます。次に、でき上がった図面をもとに、機器を設置する作業は、どのような人が、どれだけ行うのかを算定します。

このような工事設計の手順は、「現地調査」「図面作成」「旗揚げ」「工事積算」のような順で行われます。

例えば、下図のような分電場から家庭用照明とスイッチを取り付ける工事であれば、まず取り付ける現場に赴き「現地調査」を行います。

同様の工事の前例があるときなどは、事前に図面や仕様書の提示があることはあります。全くはじめての工事なら、「現地調査」がスタートです。

次に、現地調査や諸々の打ち合わせの結果をもとに、下図のような「図面作成」を行います。この図では旗揚げもしてあります。

図面は、施工するときにも使うので、あなたも見たことがあるのではないでしょうか。新設のときは、当該の設備を赤色で示すことが多いです。電気では、図面を描くのはAutoCADを用いることが多いです。

さらに、設備の名称・仕様・数量を追記します。これが旗揚げです。

ここまで工事設計とするところもあります。しかし、これから説明する工事積算も含めて工事設計とする会社もあります。実際に求人に応募するときは、事前に確認しましょう。

「工事積算」は、図面で旗揚げされた材料の費用と、その材料を取り付ける労務費を集計し、そのほかの必要な経費を盛り込んで工事費を算定する仕事です。

材料費の算定は、わかりやすいと思います。カタログや市場価格を調べて、金額を決定します。

では、労務費はどのように算定するのでしょうか。これには少し特殊な算定方法(歩掛積算といいます)を使います。

上の照明取付工事は、電気工事士の資格を持った人が作業を行う必要があります。電気工事士の資格を持って電気工事にあたる人を、「電工」と呼びます。電工の一日あたりの単価は、「およそいくらにしなさい」という指針があります。

下の写真は、建設物価(平成30年7月号)という雑誌の一部です。単価の指針はこれを使います。橙色で示したところに、地区別に電工の単価が記載してあります。

これによると、滋賀県の電工の一日あたりの単価は「20,000円」、同様に京都府は「19,500円」、大阪府は「20,300円」、兵庫県は「19,200円」、奈良県は「20,000円」です。地域差はありますが、全都道府県ではおよそ16,000円~25,000円の範囲にあります。

つまり、電工に丸1日仕事をさせると16,000円~25,000円を支払うのが妥当である、ということです。

この単価は、短期間に激しく上下するものではありません。したがって、私が以前勤めていた鉄道会社のように、会社によっては1年間同じ単価を使うこともあります。

また、照明新設工事では、大体半日くらいの仕事だとすると、歩掛りは0.5になります。この0.5に、その地域の電工単価をかけて工事費が決まります。上の写真の大阪だと、10,150円が照明新設工事の直接工事費として積算されます。

実際の工事では、照明を何十灯、何百灯と取り付けたり、途中の配線も何百メートルと配線したりします。そうすると、積算した歩掛も大きくなります。

この歩掛も、標準が決められているので、それを使用することになります。例えば、公務員は国土交通省が定めている「公共建築工事標準単価積算基準」を用いて積算する事が多いです。一般企業でも、これを参考にした自社基準を定めているところもあります。

なお実際の工事設計では、建築設備の付帯工事として行うことが多いです。特に住宅・ホテルやオフィス(事務所)の工事を専門にする会社は、建築施工のあとに電気設備を施工するので、関係が深いです。

一方、プラント設計に付随する工事設計は、機械設備と関わりが深いです。機械設計と協調して設計を進める場面が多いです。

工事設計は、このように工事費を計算し、実際の工事施工の設計図を作ることが仕事です。

設計に絶対必要な資格はない

以上のような、設計の仕事に必要な資格はあるのでしょうか。実は、設計の仕事に絶対に必要な資格は存在しません。つまり、無資格者でもなんの問題もなく設計の仕事に就くことができます

後で説明する求人例においても、資格が必須の案件はわずかです。必須としてあっても、設計業務ではなく、付随する業務に必要な資格です。これは、反対にいうと、資格を持っているからといって、設計の仕事に転職するのに有利になるわけではないということです。

しかし、電気工事施工や機器保全・保守の仕事と違って、電気設計の仕事は電気の深い知識・スキルを求められます

これは、私の経験でもあります。私は以前鉄道会社に勤めていて、入社以来7年電気設備の保全・保守を担当したあと、新規路線の設備設計・工事設計を担当しました。

保全・保守は、目の前に起きている事象に対処することがほとんどです。これは工事施工も同様です。これに対して、設計は将来起こり得る膨大な事象を検討しなければなりませんでした。ただし、保全のエンジニアとしての経験は随所で活かすことができました。

さらに、この知識は技術的なものだけにとどまりません。法的な知識も必要になります。

電気工作物(電気設備)は、電気事業法に従って設備される必要があります。法には具体的なところまでは定められていませんので、実際には法を噛み砕いた「電気設備の技術上の基準を定める省令」を参照することになります。

これは「電気技術基準」として、電気に携わる人は必携のものです。現場では、これと「電気技術基準解釈」を参照して仕事を進めることが多いです。

電気技術基準のほかにも、業界によってさらに参照すべき法令はあります。私が以前勤めていた鉄道業界では、「鉄道の技術上の基準を定める省令」というものがあります。

鉄道用の変電所などでは、「電気技術基準・解釈」に加えて「鉄道の技術上の基準を定める省令」に従う必要があります。

このように、電気設計の実務では、資格が問われることは少ないです。ただし、資格だけでは推し量ることのできない、さまざまな知識が必要になることを覚えておく必要があります

求人と給料の実例

では実際の求人には、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、転職サイト(doda、マイナビ)を用いて探した、「設備設計」「制御設計」「工事設計」の代表的な求人例を紹介します。

なお、検索キーワードは「設備設計」「制御設計」「工事設計」として、検索したものです。

・設備設計の求人例

まず、「設備設計」の求人の例です。

下の図は、東京の大興電子通信株式会社の求人票です。北は宮城県、南は長崎県までで事業展開しています。病院や宇宙開発事業にも納入実績がある会社です。

この求人では、太陽光ビジネス、LEDビジネス、計装システム形ビジネスの設計が仕事内容であると書かれています。法人(会社や団体など)の事業拠点に対して、太陽光発電やLED照明を用いたソリューションの提案をしています。

計装システムについても言及してあり、単なる設備設計ではなく、ソフトウエアでの制御も含めた総合的な解決策を法人に対して提示している企業です。

例えば、ビル空調について、単に部屋の温度を監視して空調機の制御をするのではなく、たくさんの要素を監視しながら制御します。ビルの外の気温、天候、人がいるかいないか、時間などです。

これらをリアルタイムで監視することによって、最適な空調機の運転を行います。また、太陽光発電を組み合わせることにより、電力会社からの買電契約の最適化などを図ります。

この会社が募集している人材は、下図のように何らかの設計経験か施工管理の経験があることになっています。また、資格として電気工事士か電気工事施工管理技士が必須となっています。

次に下図で紹介するのは、株式会社蒲倉電機の求人です。

この会社は電気制御盤の製造スタッフの募集ですが、仕事内容の欄を見ると設計職への転換も可能とあります。

この会社では、盤製造ののち盤設計を行うことになります。今まで盤製造に携わってきたのなら、設計職へチャレンジするのに良い案件といえます。

また、下図の対象となる方の欄には、未経験でも問題ない旨が示されていますので、未経験から将来的に設計職を目指す人にも向いている求人です。設計未経験や経験の浅い人は、このような求人を探す良いです。

・制御設計の求人例

ここからは、制御設計の求人を紹介します。

最初は、日本テクニカルサービス株式会社です。愛知県の会社で、主にトヨタ自動車関係に納入実績が多い会社です。

この会社では、自動車関係の生産ライン設備の電気制御設計(制御設計)が主な仕事となります。

下図の具体的な仕事内容を見ると、打合せに始まり、機器の据え付け後の試験までが仕事の内容です。

主にソフトウエアで開発を行うことになりますが、会社としてはFA生産設備を納入します。したがって、機器設計の担当者(この会社では、機械設計担当)と歩調を合わせて仕事をすることになります。

同じ求人の「チーム/組織構成」の欄(下図)には、ソフトウエアで電気設計をしているということが書かれています。このソフトウエア開発とは、一般的なプログラム言語(C、Javaなど)ではなく、工作機械メーカーのツールを使った開発です。

次図は、この会社の求める方の欄です。経験者歓迎としてはいますが、電機に限らず少しでも設計経験があればOKとしています。

つまり、設計の大まかな流れを理解して、その都度何をしたら良いかがわかる程度の経験を期待されているといえます。このような求人も、これから本格的に設計をやってみたいという人に向きます。

次は、株式会社サイバネットの求人です。日本の拠点は、東京、大阪、名古屋ですが、欧米、中国にも事業拠点を持つ、ソフトウエア開発が事業の中心の会社です。

先ほどの日本テクニカルサービス株式会社の仕事が、工作機械と一体の制御設計だったのに対して、この会社の仕事は、ソフトウエアによるシステム設計・開発です。

システムの開発は、情報を集中的に管理するサーバのソフトウエア開発の割合が大きいです。しかし、デバイスの制御も無視できません。

SUICAやICOCAなどは、あなたも使ったことがあるでしょう。上の例だと「鉄道会社向けICカード管理システム」は、もはや社会インフラになった交通系ICカードのシステム開発です。

交通系ICカードは、端末として改札機のほか、店舗などに決済用端末があります。これらの端末から、どのような流れでデータを管理していくのかを考える必要があります。

このシステム開発には、プラントの制御設計が弁やモーターを制御対象とするように、具体的に制御する対象はありません。しかし、データを端末から収集して集中的に処理するという部分は、プラントの制御設計のソフトウエアと同様です。

したがって、下図のように求める人材は「開発経験がある方」とあるのは、ソフトウエアの開発経験です。プラントの制御設計で、中央装置などの開発経験があれば対象になります。

・工事設計の求人例

最後は、工事設計の求人例を紹介します。

下は、鉄道の信号設備工事の設計・施工を行っている京三電設工業株式会社の求人です。東京本社で、各地に事業所があります。この求人では、広島地区での採用です。

この会社の主な事業は、鉄道の信号設備の工事・保守です。この求人では、特に工事で活躍する人材を求めています。鉄道の電気設備とは、信号機、分岐器(ポイント)、閉塞設備などをいいます。

2000年代に入って、自動制御・自動運転を求める流れや、鉄道の安全性の求められるレベルが上昇してきています。鉄道の電気分野の仕事は、電車線、電灯などもありますが、その中でも信号分野は、今後特に需要が高まると評判の分野です。

この求人の対象となる方の欄(下図)を見ると、学歴不問で未経験者歓迎となっています。必要資格も普通自動車免許のほかは、電気工事士を持っていれば歓迎するとしています。

これは、鉄道の信号分野の仕事は専門性が高く、技術者が転職市場に出回らないので、こういう募集の仕方にしていると考えられます。

なお、専門性が高いといっても、工事設計の基本的な考え方は一般のものと同じです。鉄道特有の設備さえ覚えてしまえば、一般の電気工事の考え方を活かせる求人です。

また、この会社の仕事内容の欄には、教育制度についても以下のように記載されています。

このように、2年の教育制度を用意しており、鉄道の電気工事の経験がない人だけでなく、電気工事自体が未経験の人でも安心して応募できます。

年収は500万円程度を期待できる

締めくくりに、設計でどの程度の年収が見込めるのかを確認します。

上の求人例で紹介した各社の求人表に書かれている、年収情報を以下に列挙します。上から「大興電子通信株式会社」「株式会社蒲倉電機」「株式会社サイバネット」「日本テクニカルサービス株式会社」「京三電設工業株式会社」のものです。


このように、上から「400~650万円」「420万円、500万円(例)」「350~650万円」「500万円(例)」「350~400万円」となっています。大都市圏の会社は高めの提示額ですが、おおよそ450~500万円程度と考えられます。

以下のグラフは、国税庁の平成29年度民間給与実態調査の業種別給与所得者数のグラフです。橙色は製造業、青色は建設業、灰色は情報通信業のものです。

引用:平成29年度民間給与実態調査(第8表)をグラフ化

設備設計は製造業と、制御設計は情報通信業と、工事設計は建設業の給料と比べてみるとよいです。これによると、製造業と建設業は300~500万円の給与所得者が多く、情報通信業は500~600万円の給与所得者が多いことがわかります。

このことと比べてみても、設計の仕事の年収は中央値付近の年収であることが多いです

まとめ

以上のように、電気設計の仕事は大きく分けて「設備設計」「制御設計」「工事設計」の分野があります。これらの言葉が意味する仕事と、自分の得意分野や興味のある分野を把握することによって、ミスマッチを防ぐことができます

これらの電気設計の仕事をするのに、絶対に持っていないといけない資格はありません。資格より経験があるかないかの方が重要視されることが多いです。ただし、電気工事士の資格は重宝されることがあるので、持っているならアピールに使えます。

電気設計の求人は、転職サイトでキーワード検索すればたくさん見つけることができます。「未経験OK」のような難易度の低いものもあります。

また、年収は「建設業」「製造業」「情報通信業」と比べてみて、大多数の年収と同じくらいの年収(450~500万円程度)を期待できます。

これらの情報を活かして転職活動することによって、ミスマッチを防ぐことができます。


技術者が転職するとき、多くの人が転職サイトを利用します。これは、それだけ良い条件で転職できるからです。

企業への履歴書・職務経歴書の送付やアポ取り、年収交渉など、面倒な仕事は全て転職エージェントが代行してくれます。これらを自分だけで行うのは現実的ではないですが、転職エージェントであればプロがしてくれます。

しかし、転職サイトは「対象地域」「対象年齢」「得意な分野(技術全般、製造業の技術・工場など)」で違いがあります。転職を成功させるには、これらの特徴を理解した上で進めなければいけません。

以下では、それぞれの転職サイトについて詳述しています。これらを理解することで、転職での失敗を防ぐことができます。

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