※マイナビのプロモーションを含みます

多くのエンジニアは転職するときに転職サイトに登録し、転職エージェントのサービスを受けて転職成功させています。転職サイトには大小合わせて様々あり、その中でもマイナビエージェントは大手総合転職サイトです。

マイナビと聞いて知らない人はいないくらいに有名な会社ですが、転職支援会社としては後発組でサービスの対象を絞ることでほかの転職サイトと差別化しています。この特徴を理解せずに登録して転職活動を進めても、転職成功することは難しいです。

あなたにあった優れた求人を見つけるためには、マイナビエージェントの特徴を十分に理解して使うことが重要です。ここでは、マイナビエージェントの口コミ・評判について、詳細に解説します。

※マイナビのプロモーションを含みます

もくじ

大手転職エージェントの中では後発組で都市圏を中心に展開

マイナビエージェントは大手転職サイトの中でも、サービスの提供を始めたのが遅く、求人数ではほかの大手転職サイトに見劣りします。しかし対象地域や年齢を絞ることによって、同社が新卒採用向けのサービスで培った強みを活かしたサービスを展開しています。

具体的には、都市部(関東・関西・東海地方)の求人を数多く扱い、年齢を20代と30代を対象としてサービスを提供しています。また、若年層を主な対象とすることから、転職回数も少ない(2回以下)を想定してサービスが作られており、仕事選びや転職活動の進め方など丁寧に紹介されているのが特徴です。

下図のように、転職回数ごとに説明を分けたり、年齢層ごとにマニュアルを用意したりしています。

反対に、転職回数が極端に多い人や40代以上の人にはサービスを提供されないことがあります。あくまで、マイナビエージェントは都市圏に転職を考えている20代30代が対象ですので、それ以外の人は登録しても求人を紹介されない可能性があることを覚えておく必要があります。

なお、よく似たサイトで「マイナビ転職」というサイトがあります。こちらもマイナビグループのサイトですが、転職エージェントサービスがありません。マイナビ転職には求人情報が掲載されてあり、それらに自分で応募するシステムです。転職エージェントのサービスが受けられないことにより、マイナビの強みを享受できないので注意が必要です。

人材派遣業で培った企業とのパイプが魅力

それでは、マイナビエージェントはどのような求人を扱っているのでしょうか。それを考えるには、同社の特徴を考えるとよくわかります。

マイナビエージェントの沿革を辿ると、毎日新聞社の関連会社としてスタートしています。新聞社のノウハウを活かした情報収集力で就職情報誌の刊行から徐々に事業を広げ、新卒の就職支援や人材派遣業に展開して来ました。

昭和48年からそうした事業を通して企業と密接に関係しており、業界トップのリクナビやdodaに引けを取らない期間の人材紹介実績があります。さらに、新卒採用に特化したサービスを展開していたことから、企業の人事担当者と太いパイプがあるのが特徴です。

したがって紹介される求人には下図のような大手企業も多く、転職エージェントが持っている情報も豊富です。

しかし公開求人の情報は、図のように「年収」「勤務地」「募集職種」など基本的なことしか記載されていません。企業の詳細情報は転職エージェントを通して聞き出す必要があります

転職エージェントは、こちらが心配していることや悩んでいることを伝えれば、それを解決するための情報提供は厭いません。正直に迷っていることを伝えて、企業の情報を教えてもらうことで転職での失敗を極限まで防ぐことができます。

求人は関東・関西・東海の都市圏が中心

マイナビエージェントが扱っている求人は都市圏が多いと謳われています。では実際にはどのくらいの求人数があるのでしょうか。

下表は、マイナビエージェントに公開されている求人のうち、電気・機械の技術職を地域ごとに分類して集計したものです。

地域 求人数
北海道・東北 121
関東 1029
甲信越 96
北陸 56
東海 357
関西 970
中国・四国 184
九州 115
海外 16

これを見ると、サイトに謳われている通り関東・関西・東海地方の求人が多いです。実に求人数の8割が関東・関西・東海地方の求人で占められています。非公開求人も同様の傾向と考えられ、地方の求人は期待できません。

つまりマイナビエージェントを利用するときには、現在関東・関西・東海に住んでいて同じ地域で仕事をする前提か、転職と同時にこれらの地域に引っ越すことが前提でないと、転職活動をうまく進めることができません。地方都市に住んでいて、地方に転職したいという希望には、無駄になる可能性が高いので注意する必要があります。

関東・関西・東海地方の大企業を狙いたい場合には、優れた求人が紹介されるのを期待できます。

なお、マイナビエージェントが扱う求人の中で、最も多い業種は製造業です。全体の25%が製造業の求人です。

電気・機械の技術職(エンジニア)は、製造業の企業から求人が出ていることが多いです。つまり、製造業の求人を多く扱っているマイナビエージェントは、電気・機械系の技術職が利用する転職エージェントとして適しているといえます。

はじめての転職者向けのサポートが厚い

マイナビエージェントは、対象年齢層を20代30代の若年者としていることもあり、サイトの作りなどが若年層に向けて作られています。下図は、マイナビエージェントのサイト内で特集されている「職種図鑑」です。

ほかの転職サイトにも同様のコンテンツはありますが、マイナビエージェントほどに図を多用し易しく解説しているサイトはほぼありません。

多くの場合、職種の選択肢が多いのは若いときだけで、歳を重ねるほど職種の選択肢は無くなります。このことから多くの職種を詳細に紹介しているのは、若年層に訴求したいということがわかります。転職エージェントから受けるサービスも、若年層に向けての手厚いサービスが期待できます

第二新卒や20代前半に力を入れている

マイナビエージェントが若年層に手厚くサービスを実施しているのは、転職成功例からもわかります。下図は、マイナビエージェントのサイト内で紹介されている転職成功例の一部です。

技術職ばかりではありませんが、20~30代ばかりであることが確認できます。中には、経験2~3年の第二新卒も含まれており、この層のサポートが充実していることがわかります

しかし転職後の年収を見ると440~590万円で転職成功としてあり、そこまで高額とはいえません。いわゆるハイクラスの求人は少ないことの現れでもあります。

したがって、40代以上の方やハイクラスの転職を実現したい方が登録しても、全く求人を紹介してもらえない可能性があります。あなたが20~30代でハイクラスを求めていない場合に力強い味方になってくれますが、それ以外はマイナビエージェントの対象とずれることを理解しましょう。

面談が終わったら履歴書などの書類添削を有効活用しよう

公式サイトからのWEB登録が終わると、転職エージェントと面談(キャリアカウンセリング)をします。面談は全国6都市(札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡)にある拠点で直接会って実施するほか、電話面談もできます。

面談前に、転職エージェントがあなたを理解するための履歴書や職務経歴書などの資料を求められ、面談はその情報をもとに行われます。このとき提出する履歴書などは、あくまで転職エージェントが、あなたという人物を見極めるための書類です。企業に提出されるものではないので、正直に書くとよいです。

ここで下手に飾ったり、嘘を書いたりすると、それをもとに転職エージェントが求人を探し、企業と折衝するので、結果的にミスマッチを惹き起こすなど転職で失敗しやすくなります

応募するときに企業に提出される履歴書や職務経歴書は、転職エージェントの添削を受けて作り直すことができます。転職エージェントは、求職者の履歴書・職務経歴書のうち「良い例」「悪い例」の両方をたくさん見てきています。

特に高卒で初めて転職する場合、履歴書や職務経歴書を一から書いた経験は少ないのではないでしょうか。転職エージェントに受かった履歴書・職務経歴書に近い良い例の書き方を教えてもらうことで、転職成功しやすくなります

なお、面談(キャリアカウンセリング)が終わるとマイページへのログインが可能になり、履歴書・職務経歴書などの書類送付や求人への応募はマイページを通して行います。

転職エージェントと相性が合わないこともあるので複数社を使うべき

これだけ手厚いサポートを実施しているマイナビエージェントですが、あなたの担当になる転職エージェントの質・相性の善し悪しは事前に知ることができません。どんなに能力に秀でている転職エージェントでも、あなたと相性がぴったりかどうかはわからないのです

また、一度担当についたエージェントが変わることもあります。私の友人は下記のような経験をしたと教えてくれました。

転職をするときに、5社ほど転職エージェントを使った。そのうち大手総合転職サイトの転職エージェントとの相性がとてもよく、この転職エージェントの紹介で転職する気だった。

しかし、2ヶ月ほどで相性の良かった転職エージェントは退職してしまった。次に担当してくれた転職エージェントは、前任者ほど相性も質も良くなく、結局その大手転職サイト以外で、一番相性の良かった転職エージェントの紹介で転職した。

この例は、同じ転職サイトで転職エージェントが同じ質を持っているわけでないことを端的に示しています。あなたの力が及ばないところで、転職エージェントが変わることもあります。そのようなときに転職サイトを1社しか使っていないと転職活動が行き詰まったり、遅れたりする可能性が高いです。

転職活動を円滑に進めるためにも、転職サイトは複数社使ってリスクヘッジしておくことが大切です

そして相性の合わない転職エージェントにあたったら、転職サイトを退会することも簡単です。面談を行ったかどうかで以下の手順で行います。

  • 転職エージェントと面談を行っていない場合 → メールで退会する旨を伝える
  • 転職エージェントと面談をおこなった場合 → 転職エージェントに退会する旨を伝える

また、「退会」と「個人情報削除」という2つの利用停止手段があります。以下のように区別されていますので、理解しておく必要があります。

  • 「退会」:エージェントサービスは停止しますが、マイページなどに登録した個人情報は残ります。退会後、マイナビエージェントから連絡が行くことはありません。
  • 「個人情報削除」:退会を行うとともに、登録した情報が完全に削除されます。

私は、「退会」「個人情報削除」の両方を行ったことがありますが、どちらでも転職サイトからの連絡は無くなります。近い将来再度転職サイトを使うつもりなら「退会」、二度と使うつもりがないなら「個人情報削除」と使い分けると良いです。どちらでも再登録は可能です。

このように一度登録した転職エージェントサービスがハズレでも、サービスを停止することは簡単にできます。ゆえに多くのエンジニアは転職の際に複数社の転職サイトを登録し、転職を成功に導く工夫をしているのです。

特徴を理解して条件に合うなら登録して転職を実現する

マイナビエージェントは大手総合転職サイトの中では後発で、若年層に対象を絞り、都市圏の求人を中心に扱うことでほかの転職サイトと差別化を図っています。具体的には、20~30代で都市圏の企業に転職を考えている人が対象になります。それ以外の人が登録しても、良い結果を得ることは難しいので注意が必要です。

マイナビエージェントが扱う求人情報は、同社が人材派遣業や就職情報誌の出版・新卒の就職支援事業で培った企業とのパイプで、詳細な情報を聞くことができます。積極的に転職エージェントとコミュニケーションを取って、希望する企業の情報を聞き出せば、転職で失敗することを極限まで減らすことができます。

また若年層向けに非常にわかりやすく丁寧なサイト設計をしてあり、サービスも手厚く行き届いています。初めての転職のときにはわからないことが多いと思います。マイナビエージェントのサービスの履歴書・職務経歴書添削サービスなどは非常に有用なので、積極的に活用すると良いです。

マイナビエージェントは転職する希望地域や年齢が対象に当てはまる場合、非常に心強いサービスを提供してくれる転職サイトです。相性が合わなかったときの退会も簡単であり、登録しても損はありません。エンジニアの転職で成功するには、転職サイトに複数登録して優れた求人を探すのが基本です。マイナビエージェントを使って転職成功を実現しましょう。

※マイナビのプロモーションを含みます